2021/03/27

コロナ禍となり、昨年から工房に籠りっきりとなりまして。制作に集中出来るこの時間に、今までしてみたかったけれど

時間が読めず出来なかった・・タテ絣だったり、木綿の着尺のシリーズに取り掛かることが出来ました。

早いもので染織iwasaki、結成から来年は30年を迎えます。家業を継いだわけではないので、手探り状態は現在も進行中()

今までの数知れない失敗から(涙)お陰様でiwasakiならではの『小さな引き出し』も多少は出来まして。

新しい試みにもその『小さな引き出し』がとても頼りになっています。あとは視力と気力と体力の続く限り織り続けたいです。。

 

 展示会情報

 

4月22日(木)~26日(月) 染織こうげい・浜松店   岩崎訓久・悦子作品展

4月16日(金)~GW     イトノサキ・南青山   大人の半幅帯   半幅帯を数点出品します。

5月1日(土)~9日(日)  きもの円居・浜町  タイトル未定

 

                                                                          この企画展用に制作した『五ツ崩しの八寸帯地』、ほか数点出品します。

 

仕事場の写真: iwasakiはクニヒサとエツコの二人っきりの工房ですが、機は現在3台全てにタテ糸がかかりフルで制作中です。

絣糸の写真:

絣(かすり)の歴史は古く世界各地にあるものですが、シンプルな技法故に奥が深いとつくづく感じます。

 

やり過ぎず、やらな過ぎず(!?)帯ならば古今東西いろんな着物に合わせやすい絣にしたいと思って制作しています。

木綿着尺の写真

今年の新しい取り組みの一つに木綿着尺があります。長く絹を扱ってきましたが、超長綿を使った高密度の綾織り着尺は

 

しなやかで光沢もあり、iwasakiの新定番として愛される着尺のシリーズになることを願っています。


2021/01/16

ハレよりもケ、日常を愛するiwasakiですが、何でもないフツーの日常こそ特別というのを昨年思い知りました。

2021年は特別なフツーの日をより味わえる織物を制作したいと思っています。

今年も主役()の半巾帯は、八寸帯地を制作した際に中途半端に余った糸で制作することが多いのですが、残糸ゆえに色や糸使いに発見があり、ここから新しいアイディアが生まれ・・・、エンドレスに制作しています。

 

半巾帯以外にも、着尺、九寸帯地、八寸帯地、ショールや織り半襟も蔵前の小さな工房から、51歳夫婦の手指から生み出します!

 

東京都台東区蔵前1-6-11 1F               メールアドレス mail@senshoku-iwasaki.com

工房外風景: 近所の保育園の園児たちが向かいにある公園に毎日遊びに来ます。

必ず不思議そうに工房内を覗きながら・・・。機に座るエツコを見て()「ツルではないな。糸を紡いでいるタヌキかな?」

 

と聞こえそうです。(笑)

仕事場:

 

織り手は二人ですが、三台の機には常に糸を掛けて、絶え間なく次の織物に進むようにしています。

緯吉野八寸帯地のシリーズから・・・。

 

セルリアンブルーは今年のiwasakiテーマカラーのひとつです。

3月までの作品展はありませんが、4月に染織こうげい・浜松店で展示会予定です。